その勝負、本当に勝たなければならない?

小さい頃から私たちはよく競争を経験してきました。
(させられてきました)

 

 

この競争心、時には自分の力を強く引き出してくれるのですが、
度を超えると疲れてしまったり、人間関係を損なってしまったりすることもあるようです。

 

 

では、そんな競争心の背後には何があるのでしょうか?

 

 

それは、「恥」感情です。

 

 

詳しく説明します。

 

 

競争には勝ち負けがつきものです。
当然勝てば優越感や自信といった感覚が、
負ければ劣等感敗北感、時には無力感を感じるかもしれません。
いずれも次に「勝ちたい」というエネルギーへと繋がっていきます。

 

 

そしてそのエネルギーを生み出すための劇薬というべき感情…

 

 

それが、「恥」感情なのです。

 

 

怒りや悲しみ同様、人間の本来持っている感情ですが、
恥は規律を守るうえでとても重要な役割を果たします。

 

 

例えば、

 

 

「食べ物はちゃんと箸を使って食べなさい。手で食べていたら笑われるよ」

 

 

なんてしつけも、子供の恥感情に訴えかけています。

 

 

これは先の競争の例にも当てはまるのです。

 

 

「あいつに負けたら周囲からどう思われるか。絶対に負けてたまるか」

 

 

こんな感じです。
特に男性はどちらかというと競争意識が高い傾向にありますから、
そんなふうに思う節があるのではないでしょうか。

 

 

そしてその背後にはこの恥感情が背中を押していることが多くあるのです。

 

 

でも中には競争に勝つことばかりを考えてしまって失敗することもよく起こります。

 

 

・あと先考えずに、いろんなものを犠牲にしてしまった

・人が離れていってしまった

・病気になってしまった

 

 

などです。

 

 

これでは、本末転倒です。

 

 

守るべきものを守ったり、健全に人生を楽しむことができなくなっているのですから…

 

 

そんな時は一度立ち止まってみるといいですね。

 

・何のために自分は頑張ってるの?

・これで失敗したり負けたりしたら本当に恥?誰がそう思うの?

 

と自問自答してみると良いと思います。

 

 

例えそれで辱めてくる人がいても、
その人はあなたが今後付き合うに値しない人ではないのでしょうか。
相手の挑発に付き合う必要はないのです。

 

 

無駄な競争はさくっと手放し、爽やかな笑顔で楽しく生きたほうがずっと幸せです。

 

 

あなたも気付かぬうちに抱えている余計な葛藤、手放してみませんか?