人と接する時に心がざわつく本当の理由とは?

こんにちは。
心理カウンセラーの鹿嶋文人です。

 

 

人と接する時に心がざわつくという体験は誰にでもあると思います。

 

 

大抵の場合は自分の苦手な人と接する時や都合が悪い時などでしょうが、
もしかするとそれが日常茶飯事という人もいるかもしれません、

 

 

当人はそれが普通でさほど気にされてないかもしれませんが、
とても辛い状況であると察します。

 

 

では、その根底にある原因は何なのでしょうか。

 

 

以前、アイドル乃木坂46の曲で「アンビバレント」
という名前の歌を出されていました。

 

 

このアンビバレント、要約すると、
同一の対象に対して相反する感情、
とくに愛と憎しみが同時に存在している状態
を意味しています。

 

 

極端に分かりやすく言うと、「好きと嫌いが共存している」感じです。

 

もし、この状態で人と接するとどうなるでしょうか。

 

 

人は良い関係が築ける前提であると心は穏やかです。
また、最初からこの人とは良い関係は築けないと分かっていれば
距離を置く姿勢が取れそうです。

 

 

でも、
「良い関係が築けるかもしれないけど、
こじれて憎み合う、争い合う可能性もある」

という状態であると、相手に対して神経質に
ならざるを得ないのではないでしょうか。

 

 

そう、これが心のざわつく本当の原因なのです。

 

 

もちろんビジネスなどで避けて通れない状況というのは
誰しもあると思いますが、この状態はできるだけ
早めに解いてしまいたいものです。

 

 

ではどうすれば良いか。

 

 

それは、相手と自分を切り離して
「自分はこの姿勢を貫く」と決めてしまうことです。

 

 

「なんだそんなことか」

 

 

と思われた方も中にはいるかもしれません。

 

 

でも、対人関係で心がざわつく方はこれができていません。
別の角度から言うなら、相手との境界が曖昧であることが
心地良くなってしまっているのです。
または境界の感覚が麻痺してしまっているともいえるでしょう。

 

 

相手と親密な関係を築けるかどうか…
それは両者が交わった結果次第なので約束はできません。
でも、自分と他者がどういう姿勢を取るかは
それぞれの領域で自由に選択ができるのです。

 

 

だから、人と接する際に気に留めておいてほしいことは、
相手は一旦横に置き、自分がどういうスタンスで
接するか「決めてしまう」ことなのです。

 

 

そしてそれを1回は貫き通す。

 

 

これができてくると、その後の道がすっと開けてきます。
是非騙されたと思ってやってみて下さいね!