毒親の力は誰かに暴露することでその効力を失う

こんにちは。

 

 

今日はAC克服した私が、一気に回復の道に向かったときの話をしたいと思います。

 

 

それはテーマにもある通り、
自分以外の人に自分の過去をさらけ出した時から
文字通り私の人生は変わり始めました。

 

 

でも何故それだけで十数年も苦しんだ僕が変わることができたのか。

 

 

そのカラクリを2つの観点からお伝えします。

 

 

まず1つ目は、
家族の暗黙のルールが破られる
です。

 

 

毒親に育てられた人は家族の中の暗黙のルールがあることがほとんどです。
暗黙のルールとは、

 

 

「親より幸せになっていけない」とか、
「家族以外のコミュニティと親密になってはいけない」など
親の支配下に置いておくことを主な目的として、
幼少期からずっと刷り込まれているものです。

 

 

その中の1つとしてよくあるのが、「家族のことを他言してはならない」です。

 

 

多くの毒親は、なるべく家族の状態を維持しようと無意識で強く思っています。

 

 

家族のことを普通の人に話すと、
「それっておかしくない?」と、
普通でないことがバレてしまい、
今の状態がキープできなくなります。(親の威厳を失うことになります)

 

 

もしあなたがAC(毒親育ち)で悩むのであれば、
これまで家族のことをあまり人にしゃべらなかったのではないですか?

 

 

特に親が不利になるようなこと、またそれを伝えることで
自分が恥ずかしいと思うことだけは外して話してきたなどの経験はないですか?

 

 

実は、これが自分をACのままに自らキープさせていたのです。
ACを克服するには、この家族の暗黙のルールを壊すことが大切なのです。

 

 

2つ目は、
これまでの小さな世界から抜け出る
です。

 

 

暗黙のルールを壊し、第3者に自分のことをさらけ出すこと世界が変わります。

 

 

それは何故でしょう?

 

 

多くのACの方は自分の世界観が「特殊」だと気付いていても、
それが「ごく小さな世界」であることに気付けていません。

 

 

第3者の方(特に複雑な家庭環境を理解してくれる方)に話し、
その方が理解してくれることで、これまで全てだった
「特殊な世界」が「ごく小さな世界」へと変化するのを感じます。
そして「大変な家庭環境でしたね」と深く理解されることで
自分の辛かった家庭環境を自分の外から見て涙したりできるようになるのです。

 

 

感覚を「相続させてもらう」といったところでしょうか。

 

 

そうすることで、これまで肩肘張って守り抜いてきた
ACの世界がボロボロ崩れだします

 

 

当然、この時には多少なりとも心に苦しみを伴いますが、
これまで力んでいた肩の力が抜けていきます。

 

 

そうして長いように見えたトンネルを気付いたときには抜けていて、
爽やかな笑顔で人生を生きられるようになっているのです。

 

 

いかがでしょうか。

 

 

私はAC時代、AC克服〇〇といった文言を見る度に、
「そんなの嘘だ」と心の中で突っぱねてきました。

 

 

でも、心から信頼できるカウンセラーに出会えて、
「真実」を話したときから人生が本当に変わりました。

 

 

あの経験がなければ、今も尚、暗闇の中で苦しんでいたことでしょう。

 

 

だからこそ、僕はACで苦しんいる人が1日でも早く
信頼できる誰かに自分のことを打ち明けて、
幸せな人生を取り戻してほしいと願っています。