こんにちは。
鹿嶋です。
アダルトチルドレン、愛着障害、HSP
など様々なお悩みでカウンセリングを受けて
いると総じて「自己肯定感がない」と
いう方が多いように感じます。
では、本当に彼らに自己肯定感
はないのでしょうか?
その答えは、ないとも言えないが、
非常に感じづらいといったところ
でしょうか。
例えば、親から認められずに育った
というクライアント。
彼は、幼少期から「愛された」と
いう実感が全くありません。
小さい頃からお母さんから構って
もらった記憶がなく、友達家族を
見るとまるで別世界のようでした。
ある日友達の家で遊んでいた時に
お茶をこぼしてしまい、
「もうどうにもならない」
「人生終わった」
といった感情が湧いたそうですが、
その友達のお母さんが優しく接してくれ、
「大丈夫?」
「ケガはない?」
と声をかけてくれ、すぐさま
対応してくれました。
彼は
「家族ってこんなに優しいものなのか」
とポカーンとしてしまったそうです。
このように家族として機能していない家庭
で育つと「人の温かみ」を知らずに
育つことが往々にして起こりえるのです。
では、そのような環境下で育った人に
自己肯定感が全くないのかというと
そうでもないのです。
実は彼らが自己肯定感を感じる方法があります。
それは…
時間軸を長く取ることです。
人の温かみを感じにくく育った人は
目の前のことで自己評価を高く持つ
機会は少ないかもしれません。
でも、何ヶ月、何年、何十年で見たときに
「実は自分ってこんなに積み上げてきたんだ」
と自分を誇りに思うことができるのです。
普通の人が1つ1つのことを認められて育った
のに対し、彼らはそれがないため非常に
孤独で過酷な日々を過ごしています。
例えるなら、川の流れに逆らって泳ぐ魚
といったところでしょうか。
常に逆境に立たされながらも
何とか生き抜く彼らは実は
生命力が強く、自分の歩く道を自分で
切り開きながら突き進んでいるのです。
だから、長い時間軸で振り返ったときに
他の人に比べて「よくやってきたな」と
自分を真から誇ることができるでしょう。
ただ、それを続けて生きるのにも
限界があります。
若い頃ならまだしも、大人になってくると
元気だけで乗り切るのは辛くなってきますね。
そう、生き方を修正するとき
が来ているのです。
自らの生き方を修正するのは
容易いことではありませんが、
カウンセリングを受けることで
それは可能になります。
長く囚われていた考え・価値観が
少しずつ変化し、自分のこれまでの
人生が相対化されて、
「こんな家庭環境で生きてきたのだ」
と心の底から納得感が得られます。
この「しっくりくる感じ」を
感じることなく生きてきた方に
とってはこれはとても新鮮な体験でしょう。
そして、この納得感が積みあがってくると、
自分であることへの「安心感」に繋がり
これまでの「何とかしなくては」という
焦り・焦燥感が衰退していくのです。
…いよいよ自分の価値観が変わっていく
レベルです。
最終的には行動レベルまで生き方が変化し、
最後には自分の考え・価値観を軸として
自由に羽ばたく人生を生きれるように
なります。
そこにはこれまであった底なしの不安、疑い、
恐怖、焦りはありません。
ありのままの自分で、
自分に合った人たちと
仲良く生きていくのです。
さぁ、あなたもそんな心軽やかな人生を
歩んでみませんか?
時は金なり。
限りある時間を楽しく過ごせるかは
あなたの一歩踏み出す勇気にかかっています。
あなたからのご予約、
お待ちしています。