あなたを作っている3つの世界とは?

今日はこんな変わったテーマでお話ししたいと思います。

 

 

カウンセラーとしてたくさんお悩みをお伺いしていると、
その人を作っている世界は3つあるような気がします。

 

 

  1. 親から譲り受けた世界観
  2. 一般社会の世界観
  3. 「ただ存在する」世界観(生命意識)

 

 

少し深堀りしていきます。

 

 

 

1の親から譲り受けた世界観はご想像のとおり家庭環境で作り上げられるわけですが、
ここで親子の問題が解決できないまま育つと生き辛さを抱えた
AC(アダルトチルドレン)になったりします。

 

 

2の一般社会の世界観は1を土台にして、
また1のフィルターを通して一般社会の世界観が築き上げられます。
会社等の一員になることや友達・グループの輪のようなものもこの世界観に含まれます。

 

 

3の「ただ存在する」世界観(生命意識)は普段はあまり意識されることのない世界観で、
何か大きな出来事があった時や猛烈な忙しさなどから
解放された時などに意識されます。
自分の命の鼓動を安心してただ感じている感覚
に近いかもしれません。

 

 

もちろんカウンセリングでは大元の1の部分に焦点を当てるわけですが、
1~3まで全て繋がっていたりもするため、
ここの環境整備も重要になってきます。

 

 

あるクライアントのHさん。

 

 

毒親から刷り込まれた価値観で苦しいとの相談でしたが、
カウンセリングの回を重ねるごとに2や3の世界観の割合を
増やしていくことで気持ちがだいぶ楽になったとの報告を受けました。

 

 

その後、問題の根本にある、1の親から譲り受けた世界観に焦点を当てて
カウンセリングをしていくことで問題が問題でなくなっていきました。

 

 

このように根本の問題は特定できていても、
解決の方法は必ずしもその一点集中ではないのです。

 

 

「バランスが大事」と言いますが、カウンセリングでも同様、
偏り過ぎたものをならしていくことでクライアントの方の気持ちが楽になったりします。

 

 

このように3つの世界観に意識を向けてみると、これまでと
違った観点で自分が見えてきます。

 

 

是非このブログをご覧のあなたも意識してみて下さい。
きっと新たな自分の気付きになりますよ。